basstank-野池ブラックバス釣行記

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basstank−野池ブラックバス釣行記−野池111

野池111−釣行記−FishingTrip

野池情報−2008/07/06

basstank−野池111    basstank−野池111
気象・野池状況
天候
曇り時々晴れ
最高気温
34℃
弱風
平均水温
30℃
水質
良好

basstank釣行記−2008/07/06−07:30〜11:30

   本日やってきたのは、ホームの野池。午前7時過ぎ…朝一とは言えない時間帯に、ここへ訪れるのは初めてという友人と二人到着した。

basstank−野池111

   朝霧の残る湖面。いつきても最高の景観が広がっている。この時間帯ならばなお幻想的である。

   フィールドの状況は…水温29℃、水質クリア。そして、最近の少雨のせいか、こちらも1mほどの減水。

   日中、水温は30℃を越えてくるだろう。7月初旬…暑く、ハイプレッシャーな季節に突入してきたようである。

   いつもそうだが…今日も厳しいかもと思う。

   「ここ、めちゃくちゃ難しいですよ」「すごくいい雰囲気ですけど…」「クランクとか巻き物じゃ絶対に出ないですね。期待できるのは、朝一のトップか底リグ、ノーシンカーくらいでしょうか」「難しそうですね」「…あっあと、ビッグベイトとかスイム系も相性はいいですけどね」「トップで出したいですね」「そうですね。でも、出たら最高のバスばかりですよ」「いいですね」「頑張りましょう」

   ここは、以前は多くの人で賑っていた超人気フィールド。陸っぱりでも十分に楽しめた場所である。しかし、バスの方も学習していったのか、近年は激タフフィールドへ急変。

   そして、最近は釣果がほとんど出ないのだろう。バサーの足は遠のく一方である。本日も、釣り人は我々のみ。少し寂しい門出となった。

basstank−野池111 basstank−野池111

   まずは、ハドルトラウト8インチでサーチ開始。 このフィールドにある一つのバックウォーターへと向かいながら、岸際を流していく。

   友人は、ギガンテス(EG、ビッグペンシルベイト)をキャストしている様子。その存在感は、8インチのスイムベイトをも凌ぐ。

   水質は極めてクリア。二人ともサイトでのバイトを待つ。

   …

   …おっ!チェイスだ!かなり良型のバスが姿を現す。

   が、バイトまで至らない。あるいは、テールをカミカミする程度で、フッキングまでには至らない。

   もう見慣れた光景にはなってしまったが、相変わらずハドルトラウトのアピール力には驚かされる。

   「チェイスはあるんですけどね…」「トップには反応ないですね…」「でも、期待できるんじゃないですか」「そうですね」

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   そして、間も無く最上流部へ。

   ここでは私もペンシルベイトへとルアーチェンジ。…と、気付けば友人は、ジャバロン140のノーシンカーをキャストしていた。

   共に、水深50cmのシャローへルアーを放っていく。

   理想の時間帯ではないが、風はない。緩やかな流れの中に、ペンシルが表層、ジャバロンが表層下を泳ぐ。

   …バイトを待つ。

   水面はルアーのアクションのみで騒ぎ立つ。他に邪魔をするものはない。

   周囲を見渡せば、目に入るのは木々と湖面のみ。…楽しい時間である。

   「ここのバスは、黄金かかった色をしているんですよ」「へえ〜」「黒と白のコントラストが強いバスも綺麗ですけど、ここの黄金バスはまた別格ですよ」「早く出会ってみたいですね」「そして、色も綺麗なんですけど、サイズも体格も抜群なんですよ」「へえ〜」「でも…難しいんですよね」「みたいですね」

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   …結局、このエリアでは反応を得られず、移動。そして、移動途中には、このフィールドと相性の良いビッグベイト等も放ってみるが、やはり反応は得られず。クランク、スピナーベイトも放つが、当然バスは触りもしない。

   良型の見えバス、回遊バスは多数確認できるのだが…。

   と、ここで友人に待望のバイトが!

   夏のテッパン、水通しの良い岬でのヒットだった。…ファイトは壮絶なもの。バスはジャバロンを吹き飛ばさんとするジャンプを見せる。楽しそうだ。そして、程なく友人は「黄金バス」を手にする。

   「綺麗ですね」「でしょ〜。これがこのフィールドのバスです。サイズは、それくらいがアベレージですよ」「すごいところですね」「気に入ってもらえました?」「最高ですね」

   友人は、全てのフックをバーブレスにして使用している。理由を尋ねると、「バスが傷つかないから」という。なんと素晴らしいことか、私も見習わなければならない。

   自然に敬意と労りを持つから、そのような素晴らしいバスと出会えるのだろう。二人でしばらく金色のバスを眺める。

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   続いて西側のエリアへ移動。

   ここでは、久しぶりの「フロリダリグ」を選択。私も早くここのバスと出会いたい。超ハイプレッシャーな状況下で何とかバスを手にする手段としては、このリグしか思いつかない。

   冬場鍛え続けた真骨頂リグに全てを懸ける。

   今回のフロリダリグの構成だが、冬場と同じものを使用している。シンカーは8.8g、ワームは5インチヤマセンコー、フックは3/0、テール部には…ラトルを挿入というもの。

   そして、フロリダリグの良いところは、テキサスよりもリアクションを狙い易いという点である。特に、障害物を乗り越える際の、フロリダリグの敏捷性には、どんなスレバスも反応してしまうようである。

   底釣りの中で、テキサスでは反応がなさそうだなという時には、フロリダリグ。私の中で一つの定義となっている。また、これ以外にもまだまだ重要な理由、使用法があるのだが、ワッキーリグのアクションに見慣れたバスには、原点回帰が最も効くと信じている。

   先ほどのジャバロンでの一本、そして、多数見かける回遊バス。スイム系ルアーの活躍も大いに期待されるが、私は私の釣りをしよう。その中で手にするバスの方が、感動も大きい。

   フロリダリグを、減水で露わになった倒木奥へ次々に撃ち込んで行く。ただし、岩盤が絡むシチュエーションに限るが…。

   そして、程なくバイトは発生する。

   それは、やはり岩盤が絡むレイダウン際。着底後、リグを跳ね上げながら、固い地層をロッドから感じ取っていたときだった。

   少し岩盤に引っ掛かったフロリダシンカーを、ロッドワークで外す。水深は4mほどだろうか。…瞬間!

   『コンッ』

   岩の感触とは明らかに違う感触が伝わってきた…バイトだっ!!

   一瞬ラインテンションを緩め、その助走分以上の力を込めながら豪快にアワせる。

   『ガッ!!』…そして、猛烈な引きへと変貌する。のった!…だが、何という引きの強さだろうか。

   ヘビーのロッドが、スピニングロッドのように弧を描く。先端とラインはほぼ一直線上。14lbのラインで、キツキツに締めたドラグすら、時々力及ばずバスの逃亡を許す。

   ラインが泣く。バスの走りを押さえようとするが、ロッドが水中へ持っていかれそうになる。…最高である。

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   やった!!…アベレージよりも少し大きいか、いいサイズである。体格も文句なし。

   そして、丸飲み。…今日の釣りは完全に決まった。フロリダリグ爆発の予感である。

   …それにしても、川バスをも凌駕する引きの強さだった。…いや、これほどまでに強烈な引きは今まで味わったことがないかもしれない。

   「出ましたね〜」「出ましたね」「本当にこのサイズがアベレージですか?」「んー、少し大きいくらいですかね」「それにしても、すごい引きでしたね…ライン14lb使ってるんですよね?」「そうですね…ドラグはキツキツなんですけどね」「出てましたね」「出てましたね」

   どうやら本日は、カバーのシェード部というよりは、「水通し」を意識した方が良さそうである。水の流れのあるところ…湖流を意識しリグで探っていこう。

   …続いて、このエリアの流れ込みへ。

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   こちらはギル天国である。

   その中に子バス…おっ、結構いいサイズのバスも確認できる。…が、何故かこの30cm台のバスはヒットしない。不思議だが、喰ってくるのは40cmUPばかり。

   このフィールドには、様々なサイズのバスがいる。決して大物しか存在していないという訳ではないのだが…。

   しばらく、ギルや子バスと戯れてみる。虫系ルアーも放ち、それらのファイトを楽しむ。…小休憩といったところ。

   これも野池釣行の楽しみか。

   「あんまりいじめたらダメですよ」「ですね」

   …流れ込みを後にし、さらにポイントを変えていく。

basstank−野池111

   減水野池ではもう見慣れた風景である。

   露わになった岸、倒木、そして、その上から影を落とす木々。そろそろ日も高くなってきたようである。

   キャストの基本は、バンクキャスト。岸に当てるようにキャストし、リグをそっと水中へ送り込んでいく。ただし、あまり強く岸に当ててしまうと、シンカーがズレたり、フック先がワームから出てしまったりと注意が必要だが…。

   先ほどの一本と同じパターンで探っていく。

   固い岩底をイメージする…固いということは、水中の泥や様々な堆積物等が少ないということである。つまり、それらが沈殿していないということは、水の流れがあることを示している可能性が高い。

   気温、水温ともに上昇している。岸に見えるものが、岩盤であるところ以外はほとんど無視。バスはより条件の良いところを好むはずである。

   『ゴツゴツッ』

   岩の感触をとりながら、リグをゆっくりと操っていく。

   『ゴツゴツ…ゴンッ!!』

   底を一瞬離れたリグ、そして、機敏に落ちていく様は、バスにとって我慢できないのだろう。バイトだっ!!

   『ギューッ』

   おおっ、おおっ!これまた、凄まじいファイトである。…ここのバスって、こんなに引き強かったか??嬉しい裏切りだが、やり取りは慎重に…。

   先ほどと同じく、ドラグが時折出て行く。初夏、午前中、バスのファイトに耐える。

   そして、しばらく翻弄された後、ハンドランディング。戦いは終わった。

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   先ほどと同サイズ。ただ、若干こちらの方がコンディションが良い様子。

   また、傷一つない美しい魚体。ここには、このようなバスが一体何本潜んでいるのだろう。 丁寧に底を探れば、まだまだ出てきそうな雰囲気である。

   ふうっ…楽しいっ!!

   本当に最高である。こんなに素晴らしいバスと出会えるのに…人の気配がなくなったこのフィールドのバスは、多くのバサーを待っているのに…。

   このフィールドが再び活気を取り戻すことを期待する。

   …さらに、ポイントを移っていく。が、やはり流れのあるところを…水が動いているだろうと思われるところを…。

   風は大人しいものだが、日はさらに高くなり、気温もぐんぐん上昇している。さらにプレッシャーが高くなっていると予想される。

   時間も迫ってきた。

basstank−野池111

   「そろそろ、戻ります?」「そうですね」「じゃ、最も水が動いていそうなエリアを流しながら、戻りますか」「そうしますか」

   友人は、二本目のバスを何とか獲ろうとシャロークランクやバズベイトも導入している様子。フックはもちろん全てバーブレス。私にはその勇気はなかなか出ないが…素晴らしい。

   …野池の中流部、水も良い。そして、ここでもバスの反応は高かった。

   帰り際、連続でグッドバスが現われてくれる。

   先ずは一本目。

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   40cmを少し超えたところか…アベレージサイズである。

   しかし、ファイトの様子は、他のフィールドの50cmUPよりも余程強烈なもの。引きの質が全く違う。…左腕の筋が、気のせいか痛い。

   「フロリダ絶好調ですね」「ですね」「あのレイダウン下に撃ち込んで、そのままポーズです」「ポーズ中ですか?」「そうですね。するとコンコンッとアタりました」「いいですね」

   全てのフックをバーブレスにするという友人の賞賛を頂いてこちらも光栄である。

   それにしても、このポイントは良さそうだ。回遊バスも多い様子。

   同じエリアでもう少し探ってみる…と、すぐに二本目がヒット!

   バイトの様子は、フォール中。倒木の枝を触れるようにカーブフォールさせていた時だった。

   『グングンッ!!』

   思わずロッドが持っていかれそうになる。…それをなんとか耐え、大きく煽りながらアワせる。

   直後に襲ってくる、恐ろしいまでの引き。間違いない、今日一番である。

   慎重に慎重に…『ギューッ!!』

   やばい。本当にやばい。…バスってこんな引きも魅せるのか??なんと強靭な引きだろうか。 そして、こんなに体力が続くものなのか??気のせいではない。気付けば、両手でロッドを支えていた。

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   やった!!このエリア二本目、本日の最大魚である。

   そして、光の加減で金色に輝くバス。待望の黄金バスである。

   コンディションも文句なし。最高のノーザンバスである。

   美しい。なんと美しい魚体であろうか…。ファイトの余韻も消える気配はない。 まだ腕の筋肉が嬉しく震えている。

   「どうです、このバス?」「いいですね〜、最高ですね」「気に入ってもらえました?このフィールド」「いいですね〜」「また来たいですね」「ですね」

   …

   そしてこの後、早めにタイムアップ。昼食をとり、次のフィールドへと移動することにした。

   …

   とその前に、二人でゴミ拾い。…お互いに負けじとゴミを探す。

   ペットボトル、空き缶、ライン、ルアー袋等で一杯になったナイロン袋を持ち…景観、バスともに最高のフィールドを後にする。

[フィッシング動画]

 

バス野池画像−野池111−photo gallary

バス画像−野池111

  ブラックバス1匹目(サイズ45cm)
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  ブラックバス2匹目(サイズ45cm)
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  ブラックバス3匹目(サイズ43cm)
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  ブラックバス4匹目(サイズ46cm)
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野池画像−野池111

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